科学的な適職から学ぶ-不幸にならない仕事選び

f:id:tomoya19971115:20191214162519j:plain

あのメンタリストDaigoが日本で一番尊敬していて、自分も大好きなパレオさん(月間250万pvを誇るブログを運営)の最新作-科学的な適職がついに発売されました!

相変わらず表紙のDaigoさんがめっちゃ目立ってますね(笑)

 

科学的な適職から学ぶ-不幸にならない仕事選び

「心身の健康を保ちつつ、イキイキとした働き方を実現するにはどうすべきか?」という疑問を、4021のデータに基づいて解説しています。

仕事選びでありがちな勘違い・幸福に繋がる要素・不幸に繋がる要素を軸にして、視野狭窄を避けながら、実践的なワークを通して自分に合った職業を探していこうという構成になってます。

これだけだと何を言ってるか分からないので、それぞれ解説していきます。

①視野狭窄をなくす

視野狭窄というのは、特定の条件にやたらと拘っていたり、今の自分の価値観が絶対正しい!と考えてしまって、自ら選択肢を狭めていることです。

世の中には色んな生き方があるので、色んな視点から仕事を探していった方が最終的に適職につける可能性がグンと上がるのに、最初から「給料だけで考えてもいいでしょ」とか「休みが多ければOK」みたいなノリで就職・転職してしまうと確かに失敗しそうです。

これは優秀な人でもやりがちらしい。

実際に、この本でも「キャリアで幸福になるか不幸になるかは色んな要素の組み合わせで起きるから、視野を狭くしたら危ない!」ということを何度も強調されています。

②幸福とは関係のない7つの大罪(勘違い)

「幸福に繋がる!」と過大評価されてる要素は以下の7つ。

・好きを仕事にする

・給料の多さで選ぶ

・業界や職種で選ぶ

・仕事の楽さで選ぶ

・性格テストで選ぶ

・直感で選ぶ

・適性に合った仕事を選ぶ

ええ~!って感じですよね(笑)

実際には全く関係ないわけではないですが、「どれも仕事の幸福を決めるような決定打にはならない!むしろデメリットも多い!」というデータがずらずらと並んでいました。

個人的に面白いなと思ったのは、給料の項目で紹介されていたデータです。

収入よりも健康の方が遥かに幸福に関わっている可能性アリ

どうやら、年収が平均から上位1%まで増えるよりも、健康レベルを上げた方が幸福度の上昇率が遥かに高いんだとか(6531%もの差)。

しかも、普通→ちょっと健康になっただけでもこれだけの差が出ちゃうっていう。

栄養・睡眠・ストレス管理・運動を優先した方が遥かに幸福度は高いようなので、これはパレオさんの読者なら歓喜ですね(笑)

個人的にも、年収を無理に追うよりは、この4つを充実させた方が圧倒的に幸福になれそうだな~と思ってます。

③幸福に繋がる7つの要素

 幸福に繋がるのに、なぜか視野に入れている人が少ない仕事選びの基準7つ。

・自由

 →「自分の仕事をどこまで選べるのか?」

  「時間やペースの配分はどの程度か?」

・達成

 →「小さくてもいいから、継続的に達成感を得られるか?」

  「フィードバックの基準は?」

・焦点

 →「自分はリスクを回避すること・挑戦することのどちらに価値を感じるか?」

・明確

 →「仕事の手順・評価方法は明確か?」

  「自分の役割は明確か?何をやっているのか本当に理解できているか?」

・多様

 →「仕事の幅は広い?(プログラマーなら、たまにデザインとかも担当できるか)」

・仲間

 →「自分と似たような人がいそうか?」

 →「そこで働く人を好きになれそうか?」

・貢献

 →「役に立っている実感が得られるか?」

  「仕事での貢献度を数字などで可視化できるか?」

まとめると、細かい部分まで仕事をコントロール出来ている!という感覚が一番大事ってことが分かりますね。

親切・感謝のチカラ

親切にしよう(されたい)と思えるような仲間がいるかどうか?っていうのも働きやすい環境を作るうえでは必須レベルな気がします。

親切・感謝などは綺麗ごと抜きで心身の健康に関わってくるので、お互いに親切にしあえる環境で働くと、人間関係に悩みずらくなって仕事に集中できるんじゃないでしょうか。

不安や悩みを抱えやすい環境で働くと、無意識にそういう思考に意識が向いちゃって集中力がガタ落ちするので、ここは気を付けたいですね。

ブログで紹介されていた記事にも、周りに親切にしたら、他の人も親切にする可能性がグンと上がって、どんどん伝染していくみたいな研究があったはず。

④不幸に繋がる8つの要素

・ワークライフバランスの崩壊

 →休日でも連絡ガンガン来る。休日出勤を突然要請してくる。帰宅後も仕事。

  休みもずっと仕事のことを考えている。

・雇用が不安定

 →いつクビになるか分からない。

・長時間労働

 →絶対的な労働時間が長いと、ストレスを溜めてなくても体を壊す原因になる。

・シフトワーク

 →働く時間がバラバラだと自律神経が崩壊する。

・仕事のコントロール権がない

 →「自分の仕事をどこまで選べるのか?」
  「時間やペースの配分はどの程度か?」

・組織内に不公平が多い

 →「仕事の手順・評価方法は明確か?」

  「パワハラ・モラハラなど」

・長時間通勤

 →通勤が長ければ長いほど、ストレスが溜まりやすく、運動量や睡眠時間が減って肥満になりやすい傾向が。

この中でもワークライフバランスの崩壊は悪影響が半端なく、鬱や不安のリスクが激増したり、幸福度が下がったりと悲惨な感じです。

考え過ぎや、過労によるストレスが慢性化して、疲れが抜けずに心身がぶっ壊れるっぽい。

個人的にも、パワハラ・長時間労働みたいに健康レベルや生産性が悪化しやすい条件を避けるのが最優先かなあと思います。

特に、HSPは悪意を持った人間だらけの環境・劣悪な環境では人一倍メンタルや体調を崩しやすいと思うので、まずは最悪を避けるという考え方を優先した方が良いかな~と思います。

最悪を避ける!

給料や待遇、仕事の裁量や労働時間など、具体的な質問にちゃんと答えてくれる場所や、ぶっちゃけたことをどんどん伝えてくれる社員がいれば、その企業はかなり信頼できそうです。

変に遠慮しても、自分の人生に悪影響しかないですし、そもそも得られる情報はどんどん増やしていかないと、どんどん不安も募ってきそう。

とりあえず、圧迫面接をやってたり、人事が偉そうにしてる企業は見えてる地雷だと思うので、まずはこういうあからさまな地雷を踏まないところからスタートするべきだと思います。

⑤認知の歪み(バイアス)の存在を知る

視野狭窄の大きな原因の1つ-認知の歪みについて解説されています。

認知の歪みっていうのは人間の思い込み・思考の偏りのことですが、この本では仕事選びで起きがちなワナをまとめています。

この本の中でも、特にありがちなのがサンクコストかな~と思います。

サンクコストっていうのは、過去に投じた苦労・労力をベースに行動を決定してしまうことで、例えば、英語を身に着けた人が「英語に関わる仕事をすべきだ!」と考えてしまったり、絵を極めた人が「イラストの仕事をするべきだ!」と考えてしまうのもサンクコストです。

過去の労力を無駄にしたくない!という思い込みで視野が狭くなってしまうというのは誰にでも起こりそうですよね。

自分の場合、英語を習得してから中国語も学んできたので、言語に関わる仕事・部門で働きたいな~という気持ちもありますが、ここでサンクコストのワナにはまると視野狭窄になるってことですね~

確かに、自分が磨いてきたスキルを活かした方が収入にも結び付きますし、市場価値も上がりそうですが、これもあくまで1つの選択肢に過ぎないので、適職選びの際には保留しておく必要がありそうです。

ちなみに、友達に相談するのも認知の歪みを正していくのに効果的なようですが、友達がいなくても親友イメージングというテクニックがあれば解決します(笑)

⑥今の仕事が正しいor正しかったか確認する

最後に、今の仕事を続けるべきか・辞めるべきかについて判断するのに効果的なジョブクラフティングというものを紹介されていました。

仕事選びだけでなく、今の仕事を辞めようか悩んでいる人にも役立ちますね。

⑦やることやったら偶然に身を委ねる!

計画的偶発性理論というものがあります。

難しそうな響きですが、「人生どんなキャリアになるかは8割が偶然で決まりますよー」という意味です。

逆に言うと、コントロールできるのは20%だけ。

これを少ないと感じる人もいるかもですが、「20%の中で全力を尽くす!あとは運や偶然に身を任せよっと~」くらいの気持ちで生きた方がラクな気がします。

キャリアにはそこまで拘りがない若者ですが、まあなんとかなる!っていう気持ちは大事ですね。

就職ってほんとに考えないといけないことが色々出てくるので、普段から複雑なこと考えてたらメンタル面がほんとに酷いことになります。

漠然とした未来への不安を払拭してくれる本 

この本の内容を何度も読み直し、実際の就職・転職への方針を立てていくことで、少しずつ漠然とした未来が明確になっていくようなイメージです。

ふとした時に仕事に対する漠然とした不安・悩みを抱えたことは誰でもあるはず。

「ハラスメントが蔓延してたら嫌やなあ...」とか、「HSPやからあんまり人と関わりたくないな~疲れるし...」みたいな(これは自分のネガティブ思考です笑)。

そういったネガティブな思い込みを払拭し、現実的で少なくとも不幸になりづらい仕事選びの行動指針を与えてくれます。

自分はベンチャー企業に就職しようかな~と思っていますが、選択肢はたくさんあるので、考え直すきっかけになりました。

しがらみとかルールに縛られるのが嫌なら、英語系のバイトでサクサク稼ぎつつ、やりたいことに没頭するっていう生き方も楽しそうですし。

副業を軌道に乗せながらっていう生き方もアリだと思います。