HSPが生きづらい5つの理由と対策-過去の自分を救う気持ちで書きます

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HSP(Highly Sensitive Person)とは過剰に敏感な人のことで、他者の感情・物音・匂いといった外部の刺激にとても影響されやすいです。

HSPで有名なエレイン・アーロン博士によると、これは人間だけでなく動物にも存在しており、人間だと大体15~20%くらいはHSPだとされています。

というわけでHSPがなぜ生きづらいのか5つの理由と対策を考えましょう。

この記事を通して、過去の自分のようにめちゃくちゃ生きづらさを感じている人の役に立てれば嬉しいです。

 

そもそも自分がHSPってどうやったら分かるの?

本題に入る前に「自分がHSPってどうやったら分かるの?」と思っている方が多いと思うので3つの方法を紹介します。

①エイレンアーロン博士のHSP診断テスト(日本語)

自分は24個当てはまりました。

20個以上当てはまったら間違いなくHSPだと思います。

Are You Highly Sensitive?

②ビッグ5の内向性と神経症傾向の高さ

ビッグ5は人間の性格を大まかに5つに分類したもので、心理学的にはめちゃくちゃ信頼性が高いです。

ちなみに神経症傾向というのは不安や悩みを抱えやすい性格のことです。

検索すれば簡易テストが出てきますが参考程度ですね。

③ストレングスファインダー

自分の強みを知りそれを活かそうぜ!というテーマの本。

34個ある資質のうち上位5つの資質に共感性があるか確認します。

ちなみに自分は共感性が断トツの1位でした(笑)

2位も慎重さだったことを考えると間違いなくHSPですね。

HSPが生きづらい5つの理由

 HSPが生きづらい理由は以下の5つだと思っています。

①他者の感情に敏感

②外に出ると外部の刺激に圧倒される

③人とずっと一緒にいるとストレスが溜まる

④精神的に消耗しやすい

⑤他者に嫌われてるという思い込みを抱えやすい

それぞれ具体的に解説します。

①他者の感情に敏感

HSPは言葉だけでなく、しぐさや表情などから他者がどういう気持ちなのか何となく分かります。

他者の感情を察する能力がめちゃくちゃ高いんですね。

相手が感じていることをまるで自分事のように捉えてしまいます。

なので人が周囲にいるだけでも結構疲れてきます。

②外に出ると外部の刺激に圧倒される

車の騒音や強い臭いといった外部の刺激に影響されまくるので外に出かけるだけでも結構疲れます(笑)

また、電車やオフィスなどの狭い空間にいると周囲の雰囲気(ネガティブな感じとかピリピリした感じ)を敏感に感じ取るのでやはり疲れやすいです。

ここからは自分の体験談ですが、中学校のやたら多い無駄なルールに疑問を持ったり閉塞感を感じて苦しかったので3年間ほとんど行きませんでした。

家に引きこもってひたすらゲームしてました(笑)

高校も同じく自分が刑務所にいるかのように束縛された感じというか、生きづらさを感じたので1年半ぐらいで中退してます。

間違いなく今までの人生の中で高校生活が一番地獄でしたね。

そういった閉塞感や周りとの価値観の違いに苦しみ、ストレスで十二指腸潰瘍になり毎日胃がグサッと刺されるような痛みを抱えながら無理して学校に通っていました。

今の自分からしたら考えられないことですが、当時はすごく気分的にもネガティブになることが多かったです。

「俺って生きてる価値あるのかな」みたいな(笑)

完全にメンがヘラってますね。

最終的には身体と心が悲鳴を上げたので学校に通うのを辞めて中退という流れです。

そのまま高卒認定を取り勉強には挫折しまくりで辛かったですが(自分のふがいなさに何回か泣いた)、大学に入ってからはやりたいこと・好きなこともたくさんできて本当に人生好転しました。

もし同じような境遇の人がいたら「今いる環境がすべてではない・世界はもっと広いんだよ」ということを覚えておいて下さると嬉しいです。

③人とずっと一緒にいるとストレスが溜まる

どれだけ親しい人と一緒に過ごしていても距離感が密接過ぎると疲れてしまいます。

他者の気持ちを察する能力が高すぎるがゆえに、じわじわエネルギーを消費していく感じです。

④精神的に消耗しやすい

HSPは基本的に感情のスイッチが常にオンになっており、他者の感情・周りの空気・ネガティブな情報に常にさらされ続けると消耗してしまいます。

下手したらメンタルを病む可能性もあるので対策が必要です。

⑤他者に嫌われてるという思い込みを抱えやすい

HSPはちょっとしたことがきっかけで「自分は嫌われてるかも...」という思い込みを抱えやすいです。

これを心理学では読心(Mind Reading)と言います。

例えば以下の3つのような感じです。

①ラインが数日返ってこなかったり、メッセージを無視された。

→「嫌われている!」と思い込む。

②返信がそっけない感じだったり、文章に(笑)や絵文字が付いていない。

→「もしかして怒ってるのかな?」と思い込む。

③相手が会話中にあくびをしたり髪の毛をいじり出した。

→なんか不快に思われてるかも?と思い込む。

ちなみに上記のことは何度も経験済みです(笑)

鈍感な人から見たら意味不明な考え方だと思います。

HSPがもっとラクに生きるための5つの対策

先ほどの項目に照らし合わせて対策を考えていきましょう。

①自分と相手の感情を切り分けて考える

②イヤホン・サングラス・マスクをする

③一人でいられる時間を作る

④リラックス・気分転換できることリストを作る

⑤読心の対策

それぞれ具体的に解説します。

①自分と相手の感情を切り分けて考える

これは相手が感じていることなのか・自分が感じていることなのかをしっかりと区別しましょう。

相手の感情に共感はしても、同情するのはNGです。

例えば、今あなたはイライラしてるんだな~というのは共感で、今あなたはイライラしててすごく可哀想というのは同情です。

同情すると自分もネガティブな感情に巻き込まれます。

具体的にはアドラーの課題の分離が参考になるかもです。

承認欲求をなくすたった2つの方法 自己受容と課題の分離 -

②イヤホン・サングラス・マスクをする

とにかくHSPは自分と他者との線引きが苦手なのでイヤホンなどを着けることで自分と外の世界を区別します。

自分の場合、外に出る時はほぼ必ずイヤホンで音楽を聞きますし、季節に関係なくサングラスをつけます。

本当に外の刺激に弱すぎてしんどいという人はノイズキャンセリングイヤホンとかを試すのもアリだと思います。

③一人でいられる時間を作る

一人でいられる時間はHSPにとってめちゃくちゃ大切です。

精神的に疲れてきたら遠慮せず家に帰ったり、トイレに行ったりとにかく自分のプライベートが確保できる場所に避難しましょう。

なんとなく心が避難サインを送ってくれると思うので、もしやばくなってきたら速攻で行動に移してください。

④リラックス・気分転換できることリストを作る

自分なりにリラックスできることをリスト化しておきましょう。

家に帰ってきた後に消耗してしまったエネルギーを取り戻していきます。

自分は主に筋トレ・ASMR・心理学テクニックでストレスを解消してます。

それぞれ詳しく知りたい方はこちらをどうぞ。

筋トレのメリットやよくある誤解10選 -

ASMRとは?仕組みを徹底解説 音で癒される不思議な体験 -

心理学 カテゴリーの記事一覧 -

⑤読心の対策

他者から嫌われているという思い込みをどう対処するか。

実を言うと、HSPが抱えがちなこの思い込みには恐ろしい心理が働いています。

このような感じです。

①相手に嫌われた方が相手を傷付けずに済む!

自分が相手を傷付けてしまうんじゃないかという恐怖・不安。

②相手に嫌われていると思い込む!

いっそ嫌われた方が相手のためだという歪んだ考え。

 

ってことで、これが思い込みであることを今から証明します。

好意のギャップ(The liking gap)

ハーバードなどの有名な大学が協力して行った研究によると、自分が思っている以上に人は自分に対して好意を持つ傾向にあることが分かっています(※1)。

実際の実験はこのような感じです。

まずは参加者たちに初対面の人と5分間対話させました(会話の内容は何でもOK)。

その後、どれぐらい相手に好意を持ったか・自分の会話についてどう思ったかを質問しました。

その結果、実際には相手の自分に対する印象は良かったにも関わらず「自分は嫌われてるかも!」と思ってしまう傾向にあったようです。

これを好意ギャップと読んでいるそうです。

多くの人は自分の印象を客観的に見れておらず「アレは言わない方が良かったかな...」とか思ってしまい、やたらと自分のことをネガティブに解釈しちゃうみたいです。

やっかいなことに一度思い込んでしまうと数か月に渡って「相手は自分に良い印象を持っていない!」と考えちゃうらしい。

冷静に考えて、よっぽどのことをしない限りいきなり嫌われるっていうのはあり得ないですよね。

HSPの共感性

HSPはそもそも共感力が非常に高く、言葉1つ1つをめちゃくちゃ慎重に考えたうえで発言をします。

なので相手から嫌われてるというのはなかなか考えづらく、むしろすごく良いやつだと思われている可能性の方がはるかに高いです。

自分の特性をもっと良く理解した方が良いと思います。

HSPって他者への思いやりが得意なのに自分のことを過小評価しがちなんですよね。

HSPの強みを活かそう

HSPはネガティブな感情を感じ取りやすいですがポジティブな感情も人一倍感じやすいです。
喜びや嬉しさを大げさに表現したり、自然の香りをとても心地よく感じたりします。
感受性が高いのでクリエイティブな仕事全般には間違いなく適正があります。

・クリエイティブな仕事の例

漫画家・ライター・ブロガー・Youtuber・イラストレーター・webデザイナーなど。

もっと自分の優しさとか心の純粋さといった強みに気づくことが出来れば、それを活かす方向で考えられるようになるでしょう。

あなたの生まれ持った共感性は必ず人を癒すことが出来るし、抱え込んでいることを上手く言葉にできない人を手助けできると思います!

また、有名な女優であるニコールキッドマンもHSPだそうです。

HSPの強みである豊かな感性を最大限活かせていますね。

参考になりそうな本

HSPが強みを活かせるようになるきっかけがつかめると思います。

もっとラクに、なおかつ自分の強みを活かせるような生き方のヒントを知りたい方はぜひ読んでみてください。

とはいえ、これまでの自分の体験や知識を総動員して誰にも真似できないレベルに有益なことが書けていると思うので別に本を読まなくてもOKです(笑)

(※1)

http://journals.sagepub.com/doi/10.1177/0956797618783714